アスベストの調査に必要な資格とは?

アスベスト(石綿)は過去によく使用された建築素材ですが、健康被害が発覚して現在は使用されていません。ただし、多くの建造物に使用されたので建物の解体や改修工事ではアスベストが問題にされています。アスベストの調査は専門資格がないとできません。この専門資格を一般建築物石綿含有建材調査者資格といい、日本環境衛生センターの指揮のもと講習が行われてます。

令和5年からはこの資格を持った人間の調査が義務付けられたことにより、今後はニーズが一層高まることが予測されています。実は資格を取得するのは簡単です。講習の日程はどこで学ぶかにより異なりますが、2日程度で修了証を発行するところがほとんどです。修了試験があるので、そこで6割など決められた基準を満たした点数を取れば取得できます。

講習ではアスベストに関する様々な授業が展開されますが、いくつか紹介しましょう。まずはこの素材に関する基礎知識を学んだあと、建築図面の見方や現地で調査するときに必要な知識や留意点などを詳しく学んでいきます。報告書の作成方法まで一通り学んだあとは、試験の準備を行い最終日には試験されます。ここで合格点を取れば修了です。

受講料はスクールによって異なりますが、4万円~5万円が相場となります。講習スケジュールは午前から夕方までみっちりと組まれているので、しっかりと学んでください。ちなみに合格率は正確には公表されていませんが、90%以上と言われているのでそこまで難しい試験ではありません。

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