建物の解体の前にはまずアスベストの調査を

実家にもう誰も住んでいないから、解体工事をしたいという場合は、まず事前にアスベストの調査をしてもらいましょう。ご存知のように、アスベストは健康に有害な物質で、しかも築年数がある程度経過している家には、保温断熱を目的として使われていることが多いです。特に繊維が細く、空気中に浮遊する性質があるため、普通に解体すると空気中に繊維が広がり、周囲を汚染してしまうことになります。そのためまず業者によって事前調査が行われます。

まず図面と目視による調査が行われ、それでも完了しない場合はサンプルを採取します。このサンプルを分析して、アスベストの含有率が0.1パーセント以上であった場合は、必要書類を提出し、飛散防止に備えた解体工事を行います。この工事にかかる料金ですが、業者により様々です。そのためいくつかの業者にまず相談をして、見積もりを取ってもらうようにしましょう。

またこの工事には専門資格が必要になりますので、必ず有資格者であるかどうかを確認してから決めるようにしてください。工事実績が豊富な業者がお勧めです。また料金の設定がはっきりしていることや、こちらの質問にきちんと答えてくれるかどうかも大きなポイントです。それから民間の建築物の場合は、国から補助金を受けることができます。

また自治体によっては、アスベストが使われているか否かを確認する段階から、補助金の対象となることもありますので、解体する建築物がある自治体の役所で、一度聞いてみるといいでしょう。

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